フルールお迎えまでの記録(~2019.12.10)

フルールお迎えまでの記録(~2019.12.10)

ビスクドールへの憧れ

2003年頃・某日 恋月姫さまの写真集を、友人から「あなたが好きそうな本だから!」と渡されて拝見。
こんなにも美しくて魅惑的な人形があるのかと驚き、感動する。現実の少女よりも美しいのでは?永遠の少女…。
ビスクドール専用の豪奢な部屋と天蓋付きのベッド、猫脚の椅子など、この少女に相応しい部屋を用意できなければ迎え入れることなど到底恐れ多いと感じた。(現在もそう思っている)
もちろん、当時働くことのできる年齢でもなかった為(加えて、とてもじゃないが恋月姫さまの作品は手の届くところにない)、「こんな素晴らしい世界があるんだ!」という感激を大切に心に留め、「ビスクドール」「球体関節人形」をインターネットで調べあげ、いろいろな作家が存在することを知る。
(そして「球体関節人形」からボークス社のSDを知ることとなる。ここでは割愛)
「どんなに憧れても自分の手の届く世界ではないのだな」と感じつつも、諦められない思いを抱えることとなる。

東京都外に住んでいるため、展示会が行われても上京する勇気がでないまま歳月は過ぎゆく。

ツイッターにて

2018年11月から人形・ぬいぐるみ関係の交流用にツイッターを始め、2019年10月某日、可愛らしいうさぎの人形が2体写っている写真がTLに流れてくる。
「これは逃してはならない」と猛烈に一目惚れ、直感し、すぐさま写真のホームへ飛んだ。
そこには可愛くて美しいうさぎビスクドールの楽園が…。bunny clownというシリーズの作品であった。

問い合わせないと夜も眠れない!!!と興奮して眠れず、夜中に那由多さまへメールを送りつけました。
ごめんなさい。
那由多さまから「(一目ぼれした)うさぎさんはお家が決まっているので譲れないけれど、今後イベントにも出展するし、オーダーもできますよ(※現在オーダーは受け付けていらっしゃいません※)」とご丁寧なお返事をいただく。
感激と感謝で胸がいっぱいだった。
「オーダーできるなら都外住の私にもチャンスがある!!!どんな子にしよう…」と空想を繰り広げ、那由多さまのツイッターを拝見する日々が始まった。

電撃が走る

2019年11月、神戸での展示会のお知らせのために2体のbunny clownがお披露目される。
写真を拝見して、右側の子に心臓を打ち抜かれたのである。
その子は左耳に大きな花を飾っていた。
燦然と輝いて見え、私の瞳孔は開き体温は上昇し、完全に恋に落ちた人間のありさまであった。
しかし、展示会での販売の場合、基本的に会場へ行った人が優先されるため、「どんなに喉から手が出るような気持ちであっても、私には無理なんだ、なんせ神戸!」となかば諦めていたのだが、会期終了後(だったような)にまだお家が決まっていない内容のツイートを拝見して、すぐさま那由多さまへメールし確認を取った(ここは詳しく書いていいのか分からない)
そして、しばらく待つことになり、結果は「お迎え可能」。
「お迎えします!」と返信した。

「一目惚れして、一度は無理だと思っていたビスクドールをお迎えできる!」と、とーっても浮かれた。
名前を何にするか、光り輝いて見えるから「光」「輝く」を意味する外国語で名前をつけようか、それとも「芍薬」を意味するフランス語でも、と悩んだ。
洋服も幼SDの服が着れると知って通販で注文したり、当時ツイッター相互のuriさんへ内密にドレスの依頼をした。

uriさんへ初めてのオーダーだったにもかかわらず、快く受けてくださり、とても親切にしていただいて感謝ばかりです。

お迎え

本当は12月11日に到着の予定が、宅配業者の手違いで10日の夜にお迎えすることになったり、ここでも予想外のことが起きたのだが、無事手元へ到着。

ビスクドールを見るのも、触るのも初めてで、心臓がバクバクなっていたことと、あまりの可愛さにすべて持っていかれたのは覚えている。
触り心地もひやりと冷たく、さらさらしているのに手に吸い付くようでビスクドール独特の質感、これにもすっかり夢中になった。
さらに那由多さまの制作されるビスクドールは「たくさんポーズをとって遊べるように」とのことで関節に、革ばりしてある。(展示会など見に行く機会がないので他の作家がどうしているかは未知)

きちんと脚もうさぎで、尻尾もあって耳は柔らかそう、まるっとした頬っぺた、追視の強いキラキララメの入ったレジンアイ、グリーンのアイラインにピンクのアイシャドウ、ふわっと染まった頬に天使のような髪、すべてが完璧。服を着ていなくても美しいってすごすぎる。

お迎えするにはいろいろ難関があってそれを乗り越えることになったのだけれど、私はハードルがあるほど燃える人間なので、スムーズにいかなかった分、思い入れが強いかもしれない。

お顔を見た瞬間に、「ああ、やっぱりフルールにしよう、花のすべてだ」と悟り、フルールと命名。

大切な子

基本的にSDは黄変や色移り防止のために、箱入り娘(息子)なのだが、ビスクドールはその心配もない。
キッチン棚として販売されていたガラス扉のついた棚を部屋にしている。
(これがとても便利!)

現在は葡萄色のベロアを敷いてそこに座っている。この写真の赤のボアは派手過ぎた。

毎日お顔を見れる環境にあると、自分の気持ちもどんどん入っていくから可愛くて仕方がない。

フルールの素晴らしさに触れるたび、和風少女創作ビスクドールをお迎えしたい心を思い出したりすることに…。
それはまた機会があれば。

見れば見るほど可愛くて、造形の細かさにびっくりするし美しい。

那由多さまの他のシリーズもとても美しくて創造性に富んでいて、写真を拝見するだけでうっとりしてしまう。
(たくさんお世話になっているために、那由多さまのお住まいの方向へ足を向けて寝られない。)

本当に、私のところに来てくれてありがとう!!!!!!
いろんな方へ、感謝ばかり。

最後、駆け足になりましたが、仲良くしてくださった方々へ捧げます。

(※2021年1月 再編集)

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