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たまにあなたは私のことを「僕の月」と呼ぶ。
最初の頃は、少し複雑でした。
しかし、今は嬉しく思います。
私の在り方を現している、その呼び名をー

"月だって太陽の力を借りて輝いてるんだ。
君も僕らに頼りなよ。辛い記憶は、消えない憎しみは、塗りつぶしてあげるから"

その言葉はとても嬉しかった。
闇の中に独りじゃないと、教えてくれた。
みなさんに導かれ、今の私がある。
みなさんに照らされて、私は輝ける。
私の太陽、あなたの月。

"月の花"と呼ばれていた彼は、もういません。
月に狂わされた彼も、ここにはいません。
私はみなさんを優しく見守る"月"になりたい…
そう強く願うのです。

ずっと続いてほしい、この幸せな時間。
しかし、いつか終わりを迎えるのは、
知っています…

ーあなたの瞳の奥に広がる闇を、
私は、照らすことはできるのでしょうか?

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