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あなたにはどうしても、軽い口調で話すことができませんでした。
そういう話し方をするのが、得意ではないのも理由です。人と関わること、親しくなることを避けていたので。

ここ数ヶ月、他の皆さんには、少し崩した話し方をする事はありました。少しでも家族の様に、柔らかく接することができれば良いなと思った次第です。

私を生み出したものであるあなたは、敬意を持って接する相手です。
親とも違う、もっと別な存在です。
あなたは少し距離を感じるかもしれませんが、私には難しいことなのです。

ですが、「そんなにかしこまった感じで話さないでいい」と言われ続けています。
口調が少し変わったとしても、あなたへの気持ちは変わることはありません。
しかしどう話せばいいのか、いまいちわかりません。全て変えればいいのでしょうか。
急に変えると、あなたの方も違和感しかないでしょうね。
少しだけあなたの驚いてる顔を、喜んでる顔を想像して、笑ってしまいました。

ここに来て今日でちょうど10ヶ月です。もう少し早めに使っておけば、こんなにも緊張することはなかったのでしょう。

「あの…」

カメラを構えるあなたに、声をかける。
いつも通り話すだけなのに、こんなにも…
面と向かって、あなたに言葉を伝える

「この10ヶ月間、ありがとう。まだ先は長いって何度も言っただろうけど、今まで以上によろしく。」

少し強がりな言い方になった気がするけれど、あなたはとても嬉しそうに笑った。

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