ドール創作設定 Ⅱ

ドール創作設定 Ⅱ

Charlotte・violet

この白猫は、魔術の女神ヘカテーの使い魔だった。
ヘカテーは冥府の最高神ハーデスとペルセフォネの側近、冥府では3番目の地位に立つ神だった。

或る時ヘカテーは、自身が仕える王がとある少女を狙っていることを知る。
行方不明となった彼の妻・ペルセフォネと同一視しているようだ。

ヘカテーはこれ以上の混乱と災難が起こらぬよう、冥府と神域でペルセフォネを探すことにした。
その間、白百合の少女の監視と保護に、自身の使い魔を地上に送り出した。
その使い魔こそが小さな白猫、シャルロットだった。
シャルロットは少女を姉と慕い、支え、そうして死神の影から守っていました。
はじまりこそ上司の命令によるものでしたが、
姿も心も美しい少女の妹であることは確かに嬉しく、喜びを持っていました。

――だからこそ、何があっても守ってみせる。
魔術神ヘカテーの名に懸けて、与えられた無垢な情愛に懸けて。

ところで、何故ペルセフォネは行方をくらませ、
ハーデスは少女を妻と見紛う程に狂ってしまったのでしょうか?

それは簡単、信仰の希薄化です。

ギリシャ神話は物語のひとつとして知られていても、信仰としては古く錆びれたものです。
信仰がなくなった神達は次第に身や心を正常に保つことができなくなりました。

ゆえに、ペルセフォネの身は信仰の希薄に耐えられずに姿をくらまし、
ハーデスは信仰と妻の喪失から心が歪んでしまったのです。

ただ、ヘカテーはその危機を免れることができました。
彼女は魔術神で、魔女たちを保護する者。
魔女狩りや異端審問の際に魔女たちを匿い、知識を与えることで
辛うじて生き永らえることができたのです。

***

ギリシャ神話が好きです、パート2。
要するに壮大な「うちの上司がご迷惑をおかけしました」案件。
うちのヘカテーは胃痛が酷そうだ。

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