暁姫（SD F-70）

SD F-70（仙台すみか　ワンオフモデル）
暁姫（あかつき）
2019.8.20 お迎え　2019.9.18到着

年始に転職をした結果、土日がお仕事になったので「すみかワンオフのお披露目とか、参戦とか、お迎えは今後難しいんだろうなぁ」と過ごしてたところにやってきたお姫様です。

すみかワンオフのシステムが好きで、お披露目の結果とか、お迎えの結果とか、当日は仕事をしつつもそわそわしたり、休憩時間に検索したりしてました。
あー、インスタに載ってたあの子が見にいける距離にいるから見にいこう！と後日ふらふらとすみかに行ったりして。

そんなある日見かけたのが「70番お迎え待ち」という情報でした。
まぁるいラインにどんぐり眼、大きい紫音さんに選んだだけあって70番はついついチェックしてしまうヘッドです。その度にいろんなカラーの子にびっくりしたり、ときめいたり、わくわくしたり。メイクの力ってすごいなぁと眺めてました。
しかし今回のお嬢様はウェブに載っておらず、どんな雰囲気の子かわからない…礼音と同じaoneさんメイクのお嬢様という情報だけでは想像が全くつきませんでした。
きっとかわいい子なんだろうなぁと思いつつ、月曜日を過ごし、火曜日。ついつい頭を過るのはお留守番してると見かけた70番。気付いたらそれはもう、気持ち悪いくらいに検索してました。
今までのaoneさんメイクのワンオフさんまで検索してみたり。

どんより泣き出しそうな空のお昼頃、仙台すみかに電話するわたしがそこにはいました。

「ワンオフの70番ちゃん、まだいますか…？」
すごくか細い声だったと思います。ドルパに参加してはっちゃけた月ということもあり、お迎えすると決めたわけではないのに、わたしは何をやってるのだろう、なんて思ってました。
でも「まだいますよ〜！」という店員さんの声に嬉しさと、驚きといろんな感情が湧き起こった後、「すみかに向かう間に他の方にお迎えされちゃうかもしれない」と、ドキドキと鼓動が早くなりました。
この時点で気づきました。「あ、わたし、この子をお迎えしたいと思ってる」と。
店員さんの「お天気悪くて今日は人も少ないと思います。雨なのでお気をつけてお越し下さいね」というお気遣いがとても温かい一方で、悩むわたしを一押ししてくれました。

フォロワさんに「どうしよう！」と相談しつつも出かける支度をして。東京駅に向かう道中、思い立った願掛けが「現地の友人に連絡を取ってみて、東京駅に着くまでに返事が来たら行こう。来なかったらおいしいお菓子買って帰ろう」でした。
結果、連絡して3分後に返事が来て、わたしの遠征が決まりました。

家を出て約3時間半。仙台すみかに向かう新幹線で一足先についた友人からどんな子なのか教えてもらって。「あぁ、わたしの好みの子だ！でも向かう途中にお迎えされてしまったらどうしよう」と悶々。焦りすぎてiPodを持ったのにイヤフォン忘れてたこともあり、気が気ではありませんでした。
福島あたりだったか、叩きつけるような雨が余計不安な気持ちを増長させたのもあるかもしれません。
間も無く仙台。友人から「大丈夫、いい子でお留守番してるよ」と心強いコメントが来ました。
仙台駅は雨が上がっており、濡れた陸橋を猛ダッシュしました。

そこには淡い水色に赤い帯、ピンクの差し色の素敵なお着物を着た、どこか憂いを帯びたお嬢様が待っててくれました。
「ご友人、到着したんですね！よかったですね」と電話のときとは違う店員さんに出迎えてもらって、いろんな角度から彼女を眺めて。「連れて帰れないけど、連れて帰ります」と言いました。

手続きをした後も舐めるように、目に焼き付けようと彼女を見つめて、友人とすみかを後にしました。
ちょうどそのとき、電話で相談したスタッフさんが休憩から戻られて、報告できてよかったです。

それからは毎日カウントダウンしてました。
流石にもう一度は仙台に行けないので休みの日に合わせて郵送をお願いしました。
雨音が響く中、何時に来てくれるか、時間指定したか忘れたけど、もししてたら午前中だよなぁとか、外のトラックの音を気にしてずーーーーーっとソワソワ。空腹に負けそうになった昼過ぎ、やっと到着しました。

名前は我が家のすみかワンオフの満姫、旭姫と同じイメージになるような、そして同じ8月ワンオフの満姫に近い音と、静かな微笑みから暁姫と名付けました。お迎えすることが決まって、わりとすぐに降りてきた名前ですが、とても気に入ってます。

しかし、我が家に到着してからの彼女は、すみかで見たアンニュイで、憂いを帯びた雰囲気とは一転、愛らしくも、大人っぽく、そしてどこか自信に満ちた笑顔でわたしはドキドキしてしまいます。

待っていてくれてありがとう。
彼女に関しては本当にこの言葉に尽きます。