マルチェロ 2019.01.16
05_動物ドール

マルチェロ 2019.01.16

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19センチドール。
小説家になろうにて掲載しているギリシア神話を母体とした長編小説「ランゲルハンス島奇譚」シリーズの外伝「バンビとガラスの女神」に登場。
以下小説ネタバレ。

本作では成人男性であるがティコに「オオカミ」と称されている。ヘルメス神の父と人間の女を母に持つ「神の子」。
父を追いかけた、当時妊娠中の母が欧州から新大陸に渡る。移民街で生を受けた。旅人行商の神故に世界中を飛び回る父の行方は知れず。
生活苦に押し潰されるまで母と二人、移民街で暮らす。母と死別した後に父に見つけられる。任故に面倒を見られぬ父は人間の友人であるマリア(心が女であり体が男である青年)にマルチェロを託す。
明朗快活で優しいマリアの許で少年時代を過ごすが、仕事の栄転によりマリアと別れる事に。
船で欧州に渡り、祖父である大神ゼウスに面倒を見て貰う予定だったがチケットをすられ無銭乗船する。しかし乗務員に見つかる。
通りかかった死神ヒュプノスたるティコに助けられ恩義を感じていたが後に恋に落ちる。孤独なティコも彼を愛する。
しかし再び運命は残酷にも彼の人間関係を切り裂く。再会を約束しティコとも別れる。
ゼウスの教育の下、神の子として逞しく立派な青年に育ち、神の仲間入りを果たす。暫くはヘルメス神の代行として死者の死出の旅の水先案内人を務めていたが真面目な仕事ぶりから冥府の最高神たるハデスに気に入られる。ハデス直轄の内諜として任に就く。
夜の女神たるニュクスの護衛兼付き人を務め、母の母国での仕事を片付けた後長い休暇をとる。極東の南端の島で漸くティコと接触するが、自分の価値を試す為、自分が船内で助けられた子供だと言う事実を伏せて彼女を見守る。

趣味は美食、トレーニング、読書。文武両道を地で行く。

投稿者

kakuzoh3
kakuzoh3