リコ

ふらっとやって来て住み着いた野良猫のような男。
年齢も職業も住所も過去も全て謎。
背と態度がでかい。
話すときは屈んで目を合わせてくれるがそれが怖いとよく言われる。
いつもニンマリと微笑んでいるが目の奥は笑っていない。
顔に入れ墨と大量のピアスを開けている。
どう見てもカタギではない出で立ちだが、本人曰く「あぁ？ 俺は反社じゃねぇぞ。まァ、近からずも遠からずってトコだがなァ」
どんな質問ものらりくらりと躱す。
煙のように掴み所がない男。