About🦇Sitry

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🌹外見について

シトリーくんは吸血鬼の男の子で、ピンク色の猫目と鋭い牙がチャームポイントです。髪はシルバーブロンドの長髪で、肌は青白いです。シトリーくんは14歳ほどの人間の少年と同じくらいの外見ですが、実のところを言うと本当の年齢は3桁(実年齢は内緒)。

吸血鬼とは言っても、伝承のように太陽の元に身を晒しても灰になる事はなく、にんにくや十字架で退散する事もなく、銀の弾丸で死ぬ事もありません。なので、日中でも好きなように外を散歩し、胸にはロザリオをさげています。

このように、人間とは少々異なる生態をしていて、人間と比べると少しばかり丈夫で長生きなのが特徴の男の子です。

🌹趣味嗜好

余りにも長すぎる人生の中で、シトリーくんはささやかな趣味や暇つぶしの手段を持っています。

ひとつあげるとすれば、まずは読書。おとぎ話に伝記、神話や聖書、辞典や図鑑など、どのような書籍でも手に取ります。知識欲を満たせる上に時間も潰せるので、本はシトリーくんにとって無くてはならない物です。本の情報をたよりに植物や動物を観察してみたり、楽器や遊戯を楽しむこともあります。

もうひとつ、実は食事もシトリーくんにとっては趣味と暇つぶしです。シトリーくんは人間のように食物を摂る必要はありませんが、味覚を感じることができるので、シトリーくんにも味の好き嫌いがあります。派手で複雑な味の食べ物よりシンプルな物を好み、普段は少量のミルクとクッキー、時々パンや肉料理などを食べます。しかし数ヶ月に1度あるかないか、何か血液のような、得体の知れない液体で汚れたワイングラスがテーブルに置かれている事も。

🌹性格、思考

有り余る寿命を持ち、時間に追われることがなくコミュニティにも属さないせいか、性格は非常にマイペース。やりたい事はやりたいときにやり、やりたくない事はとことんやりません。

世の中に自分と同じ吸血鬼や、その他人外の生物の存在は認知しているけれど、自分から接触しに行く事はありません。自分の居場所やペースを乱されたくないという理由もあるし、自分が孤独を感じて同類に接触しているのだと思いたくない、思われたくないのも理由のひとつです。少しプライドが高く、素直ではない部分があります。

🌹秘密

実はシトリーくんにはお兄さんがいるらしいのですが、たとえ血縁であろうと向こうから接触してこないかぎり動く気はないのだとか。

人間は寿命が短く生命を維持するのに必要な事も多く、自分より劣る生物だとシトリーくんは思っています。しかしそれと同時に、地に満ちるほどの同類が存在して、家族や友人などたくさんの繋がりを持っている人間を少し羨ましくも思っています。

朝でも夜でも、眠る時は棺がベッドの替わりです。それは単純にベッドよりも寝心地が良いからというのが理由ですが、実はもうひとつ理由があります。
シトリーくんは強い日差しが苦手です。映画のように陽光で灰になる事はありませんが、いつかは自分も遠い祖先の吸血鬼たちのように、陽光で灰になってしまう日が来るのではないかと、内心少しだけ恐れています。

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