初めてのスーパードルフィー フルチョイス備忘録 

初めてのスーパードルフィー フルチョイス備忘録 

はじめに

2022年12月中旬、天使のすみかにて、フルチョイスでスーパードルフィーをお迎えしました。
自分のための備忘録をかねて、お迎えを決めてから実際にうちに来るまでをまとめてみました。
私自身、ドール歴は長くはありません。スーパードルフィーは今回が初めてのお迎えになります。
スーパードルフィーをお迎えしたいと思っていらっしゃる方の、少しでも参考になれば嬉しく思います。

①〜 の章立てにしておりますので、お迎え準備において気になる所から読んでいただいてかまいません。

目次
① 〜スーパードルフィーのお迎えを決意〜
②〜お迎えする子の構想を練ろう〜
③〜いざお店に〜
④〜遂にオーダーへ〜
⑤〜オーダー終了〜
⑥〜完成、お迎えに行こう〜
⑦〜振り返ってみて〜

①〜スーパードルフィーのお迎えを決意〜

2022年9月、一人暮らしを始めて数年経ち、ある程度お金を貯められるようにもなった私は、念願のスーパードルフィーお迎えを決意しました。
昔からずっとドールが大好きで、特にスーパードルフィーの美しさは、私にとって憧れそのものでした。お迎えできる環境が整ったら、いつか必ず、と考えていたのです。

さて、お迎えを決めたら考えねばならないのが、「どうやってお迎えするか?」です。

スーパードルフィーにはお迎えの方法が複数あり、店頭に在庫のある、既に完成された「スタンダードモデル」をお迎えする方法、自分の理想のヘッド、メイク、ボディパーツ等を選ぶことが出来る「フルチョイスシステム」、イベントでのみお迎えできる限定のドールや、抽選、オークション等々、様々なお迎えルートがあります。
最初はスタンダードモデルからも良いかな、と思いましたが、現在販売中のスタンダードモデル※は全て女の子。どちらかというと男の子をお迎えしたかったので、フルチョイスでのお迎えに絞りました。
※2017年9月以降発売されている最新のスタンダードモデルは、2022年7月に生産が終了しており、今後は在庫がなくなり次第販売終了です。こちらの備忘録を書いている同年12月時点では販売されています。

②〜お迎えする子の構想を練ろう〜

その後フルチョイスのお迎えについてネットで色々と調べ、京都にある天使の里、東京にある天使の窓、全国各地にある天使のすみか、どこでオーダーするかを考えました。
居住区の圏内に天使のすみかがあるので、そこでオーダーをする事に。

私は優柔不断なので、ヘッドやメイクを事前に決めておかないとオーダーに相当時間がかかりそうだぞ…と思い、 公式で発売されている「フルチョイスハンドブック」を購入しました。

オーダーできるヘッドの写真や、メイク、ボディパーツについて詳細に書かれているムック本で、今からフルチョイスを考える私にとって聖書(バイブル)も同然でした。
ちなみにお迎えを決意して間もない時は、通常の大きさのスーパードルフィー(SD)か、それより少し小さいスーパードルフィーミディ(SDM)か、どちらにするかは特に決めていなかったです。

自宅に届いたハンドブックをパラパラと読んでいて、一際私の心を掴んだのがSDMの48番ヘッドでした。
どうやら人気のヘッドのようで、公式サイトや公式SNSにも48番ヘッドの写真がかなり掲載されています。
男の子でも女の子でも、どちらにしても非常に可愛らしくなる愛くるしい顔立ちに惹かれ、この子でフルチョイスをしよう、と決めました。
優柔不断の割には、ヘッドはかなりアッサリ決まったのでした。

フルチョイスのメイクのオーダーには大きく分けて2種類あります。
スーパードルフィーのメイクアーティストの方々が監修した、5つのテーマのメイク(ガーリー、ボーイッシュ、アンニュイ、ダーク、アニメティック)から選んでメイクをしてもらう「推薦メイク」と、眉毛のデザインから、アイシャドウから、リップ等全てのメイクを自分の好みでオーダーが出来る「オーダーメイク」です。
私は推薦メイクで気になるものがあったので、そこから選ぶ事にしました。

ハンドブックにはなんと、48番ヘッドの推薦メイク5種すべてのサンプル写真が掲載されていました。事前調べでは推薦メイクのアンニュイがかなり気になっていたのですが、アンニュイメイクが施された写真を見ると若干イメージと違っていたため、再検討することに。
ボーイッシュの様な素朴なメイクでほんわかさせるもよし、ダークでキリッと引き締めるもよし、と色々と想像を膨らませた結果、ダークにする事にしました。
推薦メイクは2点まで変更が可能とハンドブックに掲載されていたので、眉毛デザインとアイシャドウ色を変更する事に。
眉毛はハンドブックに載っていた別のヘッドのオーダーメイクを参考に、アイシャドウ色は、色々と見てみた結果「幼SD リック」という子のアイシャドウ色を参考にしてもらう事にしました。 
最終決定時のアイシャドウの参考はまた違うモデルになるのですが、それはまた後程。

ヘッドのイメージがおおむね固まり、最後に気になったのが、シュピットのオプションでした。
動物の耳や角をヘッドに装着できるオプションで、ハンドブックの48番の子が羊の角を付けているのがとても可愛いんです。
「絶対付けたい!」と思ったのですが、天使の里限定との記載が。
フルチョイスは居住区の圏内にある天使のすみかでオーダーするつもりで、遠征をするつもりまでは無かったので、諦めるか…と断念

③〜いざお店に〜

フルチョイスしたい子の構想がある程度固まり、資料も揃えたのでいざ店頭へ。特に電話予約は不要との事だったので、そのまま向かいました。
ところが私が行った日はドールアドバイザーの方がお休みの日でした。フルチョイスの相談ならアドバイザーがいる日の方が良い、という事で打ち合わせの日程を立てていただき、その日は簡単な確認だけにしました。
「SDM48番は天使のすみかでお迎え可能か」と「羊の角のシュピットは現在も天使の里のみ受付か」の2点です。
48番のオーダーは可能。
羊の角のシュピットの方も、天使のすみかでのオーダーが可能になりました、との回答をいただきました!
それなら絶対に付けよう!そう決意し、うきうきしながらフルチョイスオーダーの日を待つ事にしました。

※皆さんはフルチョイスの相談で店頭を訪れる際には、事前に問い合わせをしてから訪問する事をお勧めいたします。

④〜遂にオーダーへ〜

アドバイザーの方がいらっしゃる日に改めて店頭へ向かい、席へ案内していただきました。
この時点ではアドバイザーの方は、私がフルチョイスについての簡単な相談で来たと思われていたようで、どのヘッドで、どんなメイクにするかまで明確に決めてオーダーをしに来た、とは思っていなかったようでした。
オーダーしたいヘッドが決まっている事を伝えると、ヘッドのサンプルを奥から持ってきて下さりました。すっぴんでアイもウィッグもないシンプルな状態でしたが、立体で見ると尚のこと可愛い。私の気持ちは変わりませんでした。
アイ、メイクの相談は後程、という事になり、先にボディパーツから決めていく事に。
私の中では小さくて丸みのある男の子を作りたいイメージが決まっていたので、各パーツそれに合う様に決めていった感じです。
ハンドパーツはサンプルを全て見せていただき、店頭で購入できるものとフルチョイス限定のものの2種類にしました。
スーパードルフィーのボディには、通常の座り方のみ出来るものと、所謂「ぺたん座り」が出来る「すわりっこボディ」の2種類があります。どちらが良いかは特に事前に考えていなかったのですが、店頭にいたSDMの可愛いぺたん座りを見て、すわりっこボディにしました。

シュピットのオプションも忘れずに伝えて、ピンクの羊の角にしました。

そしてスキンカラーは、柔らかいベージュ色のフェアか、真っ白なホワイトのどちらが良いか地味に悩む事に。
「ホワイトがめちゃくちゃ気になるんですけど、黄変が怖くて…」とアドバイザーの方に伝えると「ホワイトは、お迎え時は本当にまっしろです!ですが黄変は直射日光の当たるところに置き続けない限りはそんなにすぐにはならないので、そこまで心配しなくても大丈夫ですよ。せっかく興味があるのでしたら、ホワイトにしてみてはどうでしょう?」
と言って下さったので、ホワイトに決めました。

ボディのパーティングライン消しのオプションは迷いましたが、お迎えして時間が経ってからのメンテナンスをする時に考えよう、ということになり、今回のフルチョイスでは無しに。アドバイザーの方曰く、このオプションを付けるか否かは半々になるそうです。

グラスアイは店頭にあるものから決められる、との事だったのですが、私が事前にイメージしていたカラーの在庫がちょうど無く、別のカラーを選ぶ事になったのですが、相当悩みました。
すっぴんの48番に付けては外しを繰り返していただき、最終決定はメイクを決めている途中で「すみませんやっぱりこっちで!」とかなり行き当たりばったりで決めた感じです…汗
別の取扱店でもグラスアイをいくつか購入し、お迎えする日にどれにするか決める事にしました。

ウィッグはフルチョイスで選べるものにイメージ通りのものがなかったので、別で調達する事を前提にとりあえずで決めました。
幼SDのサイズにイメージぴったりのウィッグがあったのですが、無理矢理受けるような感じになってしまうのでやめました。

そしてメイクは、事前に決めていた推薦メイクのダークが良い事と、変更したい点を伝えました。眉毛はハンドブックに載っているモデルだったのですが、公式インスタグラムに別アングルで眉毛の分かりやすい写真があったため、写真を事前に印刷して提示。これは今思うと、工房に完璧な資料があるはずなのでわざわざ印刷して持っていかなくてもよかったかも知れません。
アイシャドウのモデルも画像を印刷して持っていきました。すると「あー!幼SDのリックですね!」とアドバイザーさんがこちらが言う前にすぐに分かって下さり、話が非常にスムーズに進みました。
「リックは写真よりもアイメイクが赤いんですけど、大丈夫でしょうか?スキンがホワイトなら尚更赤く感じるかも知れません」とのアドバイスをいただき、アイシャドウカラーの参考資料は変更する事に。
個人的に赤みのあるメイク自体は好きなのですが、所謂「地雷メイク」に見える様な真っ赤な感じにはして欲しくなかったので、そこを踏まえて再考。
お迎えしたい子のイメージを伝えると、
最終的には、ハンドブックに掲載の48番オーダーメイクの写真を参考にしてもらう事にしたのでした。

資料がハンドブックでほぼ完結しちゃいました…笑

⑤〜オーダー終了〜

全てのオーダーが完了し、お迎え準備完了についての連絡手段は電話、メール、ハガキのどれが良いか尋ねられ、ハガキにしました。
メールや電話が一番早いんでしょうけども、こればかりは見逃したくないと思ったので、確実にこちらが分かるものにしました。

内金の支払いも完了し、お迎え時に必要な書類を受け取って、すみかを後にしました。
ここまでで1時間〜1時間半くらいだったと思います。

推薦メイクのフルチョイスのオーダーは、お迎えまで一般的に約2ヶ月ほど。
その通りに行くと今回のお迎えは大体12月中旬頃になりそうなので、タイミングが合えば12月18日のドルパに間に合うかも、という望みを託しました。

⑥〜完成、すみかまでお迎えに〜

オーダーから2ヶ月程経つ頃、毎日毎日、外出と帰宅の度にポストを確認し、ドギマギして過ごしていました。
しかし、お迎え準備完了のハガキは中々届きませんでした。
12月18日のドルパへの参加と、別の用事がその前の日にあるため、東京への移動日の前に受け取れないと間に合いません。
移動日の前日、確認のために店頭に連絡をしてみました。
すると、「昨日店頭にドールが届き、同日ハガキをお送りしました」との回答が!
「本日取りに伺ってもいいですか?」と聞くと、「アドバイザーが休みですが、受け取り自体は可能ですよ」と仰って下さったので、取り急ぎ店頭に向かうことに。
オーダーの時しかり、アドバイザーさんとタイミングが合わない形になりました苦笑

店頭に着き受け取りの旨を伝えると、スタッフの方が準備をしてくださいました。
ドールの入った大きな箱と、一緒に注文したお迎え衣装、シュピット、ハンドパーツが一緒に並べられ、オーダー内容の確認が始まりました。
問題ない事を伝えると、「では、こちらですね…」と言いながら、箱を開け、出生証明書を見せてくださり、ドールを覆うクッション、緩衝材が外されました。
驚きでした。
そこには正にイメージ通り、というか想像以上に可愛い子がいたのです。アイはつけていない状態にも関わらず、本当に可愛い。
スタッフの方も「かわいい…」と溢していたのが嬉しかったです。
推薦メイクは個体によるタッチのばらつきがあるとのことで、こちらのイメージとは違う子が来るかも知れない事は承知の上でしたが、そんな私の覚悟をひょいひょいと軽く超えてしまう、それくらいメイクが本当に綺麗です。
変更点もしっくりと馴染んでおり、正直本当に何も言う事がないです。可愛いしか言えない。

残りの代金を支払った後、「店頭で写真を撮って帰られますか?」と聞かれたので、そこまでの時間はなかったため、アイだけ入れたい事を伝えると、瞳パテを使った装着方法を教えていただきました。
オーダー時に一緒に選んだグラスアイと、こちらで別で購入しておいた数種類のアイを当てながら、どれを装着するか考えました。
どれもあまりに可愛くて、かなり悩んでしまいました。
そして、私があまりに下手くそなのと、選んだアイの形状的に装着しにくいものだった事から、見かねたスタッフさんが装着までして下さいました…(本来は自分でやるものなので、皆さんはお気をつけてください…)

瞳が入るとパッと命が吹き込まれたようになり、益々愛らしくなりました。
「瞳が入ると本当に可愛いですね…」とスタッフさんも仰って下さり、私も高揚していました。

全ての確認が終わり、スタッフさんが出生証明書に捺印して、再度箱詰めをしていただきました。
店頭の出入り口まで送って下さって、一式を受け取り、家に帰宅しました。

帰路は歩きと電車でしたが、「とにかく絶対に転ばないぞ」と必死でした。行きで慌てていたからか転びかけたので、少しハラハラしていました。

無事何事もなく家につき、落ち着いてから改めて開封を行いました。
店頭で見た時にはテンションが上がり過ぎて、可愛く見え過ぎていたかもしれないな、とも帰り道で思っていました。
しかし自宅で落ち着いて見ても、やっぱり可愛いものは可愛いのでした。
用意していたウィッグを付け、羊の角を装着しました。
それらがまた驚くほど馴染むんです…
誰かが私の頭の中を覗いて、イメージした子をそのまま具現化して目の前に出現させたような、まるで魔法のような子です。

ちなみに名前は実は構想段階で決まっておりました。
令和に生まれた夢見る子で、「怜夢」(れむ)です。
まさにそんな感じの子が来てくれました。

※写真はお迎えして直帰後の写真です。
服、ウィッグ無しの写真です。

⑦〜振り返ってみて〜

そんなわけで、無事にお迎えすることの出来た怜夢くん。
先日の50周年記念ドルパにも怜夢と一緒に行きました。
これからも一緒に素敵な思い出を沢山作りたいと思います。

最後に、はじめてのフルチョイスを振り返って「やっておいて良かった事」と「やっておけば良かった事」を振り返ってみたいと思います。

やっておいて良かった事
・ハンドブックの購入
…理由は先ほど書いた通り。

・ツイッター、インスタグラムでドールの写真を沢山見て、お迎えしたい子のイメージを膨らませる
…やればやるほど良いと思います。そしてあらゆるオーナーさんの素晴らしいドールが沢山見れるので最高です。

やっとけばよかった事
・オーダー時、もっとお迎えしたい子のイメージを伝える。
…ふんわりでもよいので、伝えてみるのが良いと思います。「それならメイクはこんな感じにすると良いかもです!」とアドバイザーさんから教えていただけるかもです。

・オーダーシートをコピーしておく
…引き換えの時に封筒を丸ごと渡す必要があるので、今後の参考や記念のためにコピーを取っておくと良いと思います。

それでは、皆さんも素敵なドールライフを!

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