ドールお迎えのよもやま話(ノルハ編)

ドールお迎えのよもやま話(ノルハ編)

初めてのドールの話

 お迎えした時のことを忘れないうちに、だらだら書き溜めておこうという代物です。やたら長い。

 これは正直新参あるあるじゃないかなーと思っているのですが、まだドールに手を出していない当時の私の中には、ドール=安くても8万円はする高級品というイメージがありました。
 なので「ヤフオクやメルカリでも買えるらしい」「値段はピンキリ」との噂を聞いた時は正直耳を疑いましたし、実際にページを見て一人でびっくらこきました。アニメ調の小さなドールがいる事も、多分ここで初めて知ったはずです。なんとなく、ドールって大きくってリアル系の美男美女ばかりだと思っていたので。

 ノルハは素敵なカスタムヘッドが並ぶ中でも、何故か凄く気になる子でした。その時私は「1/12サイズのつり目の男の子」という条件で探していたのですが、正直この条件にノルは当てはまりません。どちらかと言うと「垂れ目な女の子」向きのお顔です。ディーラーさんも、そういった女の子を想定されているであろうお写真をアップされていました。
 なのに不思議な事に、私はそんなノルに今までで一番強く目を惹かれてしまったのです。お写真が可愛かったのも勿論そうなのですが、ページを閉じたその後にもう一度検索し直して、じっと見つめてしまう事が数分おきに起こりました。

 結果、元々小さいドールに興味のあった私は「この一回だけ入札してみよう。この後に他の人が乗ってきたら、潔く諦めよう」と一度だけ入札ボタンを押しました。
 今思うと、この時点で沼に落ちるのが確定していたんだと思います。

 当時まだ落札時間は16時間も残っていたのに、もうとにかくオークション状況が気になって仕方がない!
 5分経っては見て、また時間が経っては見て、「このまま落札出来たらどうしよう」「ドールってお迎えに必要な物って?」と検索をかけての繰り返し。何回見ても入札者は私だけ。値段も全く変動なし。
 最初は変動しない値段表記に「もう後戻りできない」と多少焦りもあった私も、1時間前を待つ頃には「このままうちに来てくれたら良いな」なんて、淡い期待を持つ様になっていました。

 そして迎えた50分前。ふと画面を見ると、画像写真の下が赤く染まっていました。‪—‬‪—‬最高入札者の更新です。
 最初に私が決めたルールでは、「二回目の入札」はしない決まりでした。でも、既にスマホの検索履歴はその子に関連したものでいっぱい。かわいいお写真をもう一度見ると、さっきの「潔く」という気持ちはどこに行ってしまったのか、「まだその子を連れて行かないで欲しい」という気持ちでいっぱいになってしまいました。再入札です。

 運の良いことに、何度か入札を繰り返すと相手様はあっさり引いてくれました。最終的に画面を占めたのは、「落札しました!」の緑色。
 このブログのメイン写真は、うちに来た当日のノルハの写真です。

 お迎えまでには色々調べたり懸念もたくさんあったのに、不思議なもので、ノルハはビックリする位手のかからない子でした。

・手元で余らせていたボディがあっさりハマる
・ディーラーさんがおまけに付けてくれたアイが死ぬ程似合っていて、買い直す気にならなかった
・ねんどろいどどーるのボディがハマった事で、ねんどーるに使っていた服がそのまま利用でき、互換性最強になった

 などなど、最初も今もかなり手の掛からない長男坊です。

 なんというか、私が選んだと言うよりかはドールに呼ばれて選ばれたという感覚の方が強いのですが……何なんでしょうね、これ。
 猫が飼い主を選ぶ話はよく聞きますが、ドールにも適用されるのでしょうか。
 ‪—‬‪—‬長文にもかかわらず、ここまでお付き合い頂きありがとうございました。larimarヘッド、すっごく可愛いのでおすすめです。

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