気づけばもう、11月か
この端末に変わってだいぶ経った
紅玉だけならまだしも、亡国のお姫様まで直接混ざりに来るとは思ってなかった…
より一層、"彼女"に近づいた
でも都合がいいかもしれない
今回こそ、望む結末が訪れるかもしれない
ほんの少しの希望というだけ
僕にはわからない
まだ"彼女たち"は"終焉り"を迎えていない
もし終焉りを迎えていない"あいつ"が来てしまったら、
またこの世界は壊れてしまう
まぁ、そこはアトラスがうまく制御してるから、
大丈夫だとは思いたいけど…
でも、もしも"あいつ"が来たのなら、
その時はまた繰り返す、やり直す
破壊されては直して、崩壊しては直して…
その覚悟で僕は今を過ごしてる
何度でも、何度でも…
終わらない悪夢を彷徨う、彼女と同じように…
彼女が救われない限り、
僕らは誰ひとり救われない
願いはひとつ「救済」のみ